株式投資による利益の種類には、おもにキャピタルゲインとインカムゲイン、
この2種類がありますが、インカムゲインは株主優待や配当金など
実際の取引とは関係なく、株式を保有しているだけで
得られる利益のことをいい、キャピタルゲインは株式の売買によって
得られる利益
のことを指しています。

ここでは、株式投資で利益が得られる仕組みについて、
おもにキャピタルゲインのことを中心に話を進めていきたいと思います。

株式の売買の取引による差額が利益として受け取れる

これまでFX投資の経験がある人なら、インカムゲインと
キャピタルゲインについて十分に理解していると思いますが、
FXの場合は海外の通貨ペアでの売買で取引をして、
通貨を買った時よりも高くなった時に売ることで、
その差額で得られた利益がキャピタルゲインとなります。

株式投資でも同様に、株式買った時の価格から
高くなった時に売却することで、その差額で利益を受け取ることができます。

ただし、FX投資にように売りと買いのどちらからでも
取引に入れるものではなく、株式を最初に買わなければ
売ることができないので、売りから入る取引は存在しません。

株式投資でのキャピタルゲインについて、ひとつ簡単な事例をあげると、
ある銘柄について1000円で株を買って、株価がどんどん上昇して
1200円になった時に、そのタイミングで株を売却すれば、
1200-1000円の差額、200円が投資家にとっての利益として
受け取ることができます。

この200円が差益となり、株式投資のキャピタルゲインとなります。

とくに、株式投資やFXに限らず、投資の基本的な専門用語として、
キャピタルゲインとインカムゲインの違いについて、
しっかりと理解しておきたいですね。

そして、キャピタルゲインによる利益が発生する仕組みを正しく理解して、
株式投資の取引がスムーズにできるようにしましょう。

キャピタルゲインとキャピタルロスについて

株式投資では、投資家が保有する株が値上がりした時に売ることによって、
利益を確定させてキャピタルゲインを狙うことができますが、
投資家の期待に反するような現象が起こることもあります。

株を買ってから株価が上がるのを期待していたのに、
予想に反して株価が値下がりするばかりで、
いっこうに上昇の兆しが見えない状態になり、
このままだとますます株価が下がる可能性が高く、
これ以上持っていてもしょうがないと判断した場合、
株を買った時よりも株価が下がったまま売却するので、当然損失になります。

株価が値下がりした場合に株を売って損になることを
キャピタルロス
と言います。
キャピタルゲインの反対語、反対の現象として覚えておくと良いですね。

株式投資でキャピタルゲインを狙うには銘柄選びが肝心

FX投資でキャピタルゲインによる利益を狙うのに、
通貨ペアの選び方が重要ポイントになるのと同じように、
株式投資では銘柄の選び方が重要となります。

そして、株価の値動きが安定している銘柄を選び、
しっかりとした分析力を身につけることが肝心ですね。

株式投資で起こりうるリスクについて知っておこう