これまでFX投資の経験がある人は、
24時間いつでも世界中の市場が開かれているので、
朝方でも夜中でも自分のライフスタイルに合わせて
投資をしていると思いますが、株式投資では取引ができる時間帯と
できない時間帯がありますので、注意しましょう。

ここでは、株式投資で取引ができる時間帯と、
専門用語についていくつかご紹介したいと思います。

1日の取引可能な時間帯と専門用語

株式投資は、投資家が証券取引所に注文を出して取引をしますが、
投資家と証券取引所がダイレクトにつながっているのではなく、
間に証券会社が入るので、株式の買いと売りの注文は、
証券会社を通して行います。

そのため、基本的には証券会社の営業時間内での取引となります。

取引ができる日は、月曜日から金曜日までの平日のみ、
基本的に土・日・祝日は証券会社が休みなので、取引はできません。

また、年末年始は12月30日から1月3日までは、証券会社は休みです。

株式投資について取引が可能な時間帯は、
朝9時からお昼3時までと決まっており、
朝9時から始まる1日の最初の売買のことを株の専門用語で寄り付きといい、
寄り付きの時につけられた株価のことを寄り付き値と言います。

証券会社は朝9時からお昼3時までの営業時間となっていますが、
この間にずっと取引ができるのではなく、
11時から12時30分までの1時間半は休憩になります。

朝9時から11時までの時間帯のことを前場、
お昼12時30分から3時までの時間帯のことを後地といい、
これらをまとめてザラバといった呼び方をします。

株式投資は取引が可能な時間が短いこともあり、
FX投資のようにデイトレードをするよりは、
株式を長期間保有する投資スタイルが一般的です。

しかし、平日は日中に時間のゆとりがある人は、
スイングトレードやデイトレードなどの短期型投資をすることも、
もちろん可能です。

ただし、頻繁に取引すると、その都度取引コストが発生するので注意が必要です。
FX投資では取引手数料が無料の業者もたくさんありますが、
株式投資ではFXよりも取引コストがかかるので、
利益が得られるようになっても、コストが高くついてしまっては
純利益が少なくなってしまいます。

もうひとつ、株式投資の取引の時間帯に関する専門用語として、
12時30分から後場が始まりますが、その時間のことを後場寄りと言います。

午前中の取引、つまり前場が終わる11時のことを前引けといい、
15時に後場が終わる時間のことを大引けと言います。

最低限知っておきたい株式投資の専門用語として、
前場・後場・寄り付き・前引け・後場寄り・ザラバ・大引けなど、
取引の時間帯に関する言葉をいくつか知っておくと良いですね。

前引け・大引けの「引け」とは、株式の売買の立ち会いが
終わることを表わしています。

株式投資の取引が1日のうちでもっとも多く集中する時間はいつ?

株式投資で取引ができる時間帯は、1日のうちのほんの数時間に限られており、
多くの投資家が注文を出すので、その日の状況によっては
株価の値動きが大きく激しくなることもありますが、
比較的緩やかな値動きをする銘柄もたくさんあります。

朝9時から取引ができるのでこの時間は、注文を出す人が多く、
証券会社の営業終了時間が近づく頃、
つまり大引けの頃にも取引量が多くなります。

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