株式投資を始める前に、どのようなリスクが生じるのか、
十分に理解しておかなければなりません。

株式投資では、日本国内の企業の株式の売買を行う取引なので、
投資の対象となる企業の経営状態や売上などに関する情報はもちろん、
その企業の実績と信頼度、健全性をしっかりと把握する必要があります。

株式投資は、もっとも手軽にできる投資として根強い人気がありますが、
将来のためにしっかりと蓄えておきたいと思い、
資産運用によって資産形成する事を目的としているのに、
大きな損失を出して生活にも支障が出るようなことになったら大変です。

株式投資で起こりうるあらゆるリスクを想定しておくことはもちろんですが、
それだけでは損失を防ぐことができないので、
どんなリスクでも回避できるように、
損失が出たとしても最低限に抑えられるように、
しっかりとした対策を立てる
ことが肝心です。

株式投資の初心者は無理な取引をしないことを肝に銘じておこう

株式投資では、企業の倒産リスクや流動性リスク、
株価の値下がりリスクなどがありますが、これらのリスクとは関係なく、
投資家がむやみに株式投資に資金をつぎ込み、
大きな取引をするのはもっとも危険です。

ある程度、投資の経験がある人なら、
分析力が養われているので冷静な判断ができますが、
株式投資が初めての人や経験が浅い人は、
利益を狙うことに一生懸命になるあまりに、
ともすれば無理な取引をする傾向がありますので、
ひとまず気持を落ち着けてから冷静になることです。

株価の値下がりリスクを回避するには

株式投資を始めるのに、銘柄選びは重要ですが、どの銘柄を選んでも、
株価は毎日上昇することもあれば下降することもあります。

中には、ある特定の銘柄だけで取引していて
株価の値上がりを期待する人もいますが、
1種類の銘柄だけではなく、2、3と複数の銘柄を選んで取引することで
リスクを分散させて、損失を最小限に抑える
ことができます。

取引する銘柄を選ぶのに、できるだけ値動きの特徴が異なるタイプの銘柄を
2,3選んでおいて取引すると良いでしょう。

そして、流通量が多い銘柄を選ぶことによって
流動性リスクを回避することができます。

株式投資にかかるコストをできるだけ抑えること

株式投資を行うのに、利益・損失とは別の部分で、
取引するたびにコストがかかることを理解しておく必要があります。

投資家が証券会社に支払う手数料には、売買委託手数料があります。
証券会社によっては、口座管理料または鋼材時手数料といった名目で、
コストがかかる場合もあります。

売買委託手数料とは、株式の売買を行うたびに発生する手数料のことをいい、
取引量が多く、頻繁に取引をするとコスト高になります。

株式の売買をしてキャピタルゲインによる利益が得られたとしても、
手数料がかかるので、その分を差し引いた金額が純利益となります。

取引をすることによって発生する手数料なので、
それ自体がリスクになるわけではありませんが、
利益を出してもコストがかかると、その分が損になるので、
ふだんから取引コストを抑えるように、心がけておきたいものです。

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