FX投資の魅力は注文方法が実に多彩で、投資の経験やレベルに応じて、
好きな注文方法が自由に選べることです。
FX初心者向けの注文方法から経験豊富な投資家向けの注文方法まで、
たくさんあります。
ここでは、FX初心者がマスターしておきたい基本的な注文方法について、
おもに成行注文の特徴やメリットをご紹介したいと思います。
成行注文はもつともシンプルでもっともわかりやすい注文方法
FX投資において成行注文とは、その名の通り
成行にまかせて注文する方法であり、数多い注文方法の中でも、
もっともシンプルでわかりやすい方法です。
成行注文では、とにかく通貨の売買を成立させることを
優先的にするのが特徴です。
成行注文では、現時点で表示されている為替レートで通貨の買い、
または売りの注文を出すことができます。
とくに為替レートを指定することなく、
現在の為替の動きを見ながら注文するので、
売買をスムーズに成立させることができるという点では、
メリットが大きいですね。
これまで株式投資の経験がある人なら、成行注文の仕組みは
よく理解していると思いますが、株式投資では
株価にはあまりこだわることなく、売買をスムーズに成立させる時に
よく使われています。
FX投資では為替レートを確認してから、
現時点での通貨の価格で取引を成立させる事を目的としています。
FX投資での成行注文と指値注文の大きな特徴の違いとは?
FX投資の初心者は、まずは成行注文をしっかりマスターしておくと良いですが、
いくつかの注意点があります。
成行注文は、指値注文とよく比較されていますが、
それぞれ異なる特徴があります。
指値注文では、為替レートをあらかじめ指定しておいて、
注文を出した後にそのレートになった場合に、通貨の売買をすることができます。
成行注文では、とくに為替レートを指定する必要はなく、
その時の為替レートで注文を出すので、指値注文よりも
取引の成立までの時間が短くなります。
確実に通貨の売買を成立させたい場合は、成行注文がおすすめですが、
売買された価格については約定後に知ることとなります。
為替レートを指定する必要はなく、今の通貨の値動きを確認した上で
注文するので、売買の成立までの流れがとてもスムーズです。
しかし、通貨の価格を重視するのであれば、指値注文のほうがおすすめです。
もうひとつ、逆指値注文と呼ばれる方法がありますが、
成行注文とは異なる特徴があります。
簡単に言えば損失をある程度限定させるとともに、
利益を確定するための注文方法と言って良いでしょう。
指値注文と逆指値注文と成行注文、この3種類の注文方法について、
FX初心者はしっかりとマスターしておきたいところですが、
この中でもっともシンプルで、なおかつ確実にスピーディーに
通貨の売買ができる方法、それが成行注文の最大のメリットです。